検索結果は諸行無常の響きあり SEO対策の落とし穴

検索順位はどんどん変わっていきます。

まるで「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」の世界です。

なぜなら、この検索順位は固定されているものではないからです。

ある日1位だったサイトが、来月検索してみると他のサイトが1位だったりします。

前に1位だったサイトが2位や3位になっていることもあります。そして、20位になっていたり、100位になっていたり、検索結果に表示されなくなっていたりということもあります。

検索順位で1位になった!と喜んでいても、その喜びは長続きしません。明日になれば、10位になるかもしれません。あるいは、今日10位でも明日1位になるかもしれません。

まさに万物流転。川の流れのように、毎秒入れ替わっていくのです。

みんな気にしてる検索結果の順番

検索順位は川の流れのように毎秒変わっていくものですが、自然な流れに任せるのではなく、なんとか順位をコントロールしようと考えるのが人間の常です。

そこで登場したのが、皆様御存知のSEO対策というやつです。

SEOって、SEARCH ENGINE OPITIMIZATIONの頭文字をとったもので、日本語で言うと検索エンジン最適化。

検索エンジン最適化というのはつまり、検索エンジンにとって都合の良いように(検索結果で上位に表示されるように)、WEBサイトやコンテンツをいじくり回す(最適化する)ことです。

そして検索結果の上位に入るために、WEBサイトや記事やコンテンツをいろいろいじりまわして最適化することを、SEO対策と言っています。

なんとか検索順位をコントロールするためにやる対策なのです。

検索順位が生活に直結しているから

WEBで仕事している人はほとんど全員と言って良いぐらい、検索結果の標準順位が何位になるかを気にしています。(まったく気にしません、という強気の人もいるかもしれませんが)

専用のソフトを導入したりして、毎日検索順位をチェックしたりしています。

なんでこんなに気にしているかというと、

検索結果で1位になるか、3位になるか、10位になるか、50位になるか、でWEBサイトに訪れる人数がかなり変わってくるから。

当然検索結果で1位になれば、そのワードを検索したほとんどの人がクリックしますから、当然多くの人がWEBサイトに訪れてくれることになります。

でも3位になれば、スクロールする手間もかかり面倒ということもあり、クリックしてくれる人は減ってしまいます。

10位なればさらにクリックしてくれる人は減り、50位になればほとんど誰も見てくれません。

だからこそ、WEBでモノを売っている人やメディアを運営して広告収入のある人は、検索順位を非常に気にします。WEBサイトに人が来なければモノが売れないし、広告も見てくれないからです。

つまり、検索結果の良し悪しが、売上にダイレクトに影響するということです。

検索順位がガクンと落ちれば、売上がガクンと落ちることを意味します。場合によっては倒産や廃業するしかないことも。

こんなわけなので、WEBサイトでごはんを食べている人にとっては、検索結果を非常に気にするのです。

なんとか検索結果を上位にしようと、あれこれとSEO対策をするのです。

SEO対策には落とし穴がある

SEO対策するといっても、実はなにをしたら良いのか具体的なことはよくわからないのが本当のところだと思います。

SEO対策が必要になり、なんらかの対策を実行しますが、それらの対策が本当に効果につながるものなのか、実際のところはブラックボックスです。

コンテンツの中身やサイトの規模、どのくらいの人が知っているかなど、さまざまな要素で順位が決まるので、一概に「こう」というのは無いのです。

これをすれば効果がありそうだ、グーグルのガイドラインから解釈すればこの対策をすれば良いなどと、勝手に推測するだけです。

だからこそ、サイトごと、運営者ごとで数字をあれこれ見ながら、この対策は当たりとかはずれとかやりながら、少しずつ効果のある方法を積み上げていくしか無いのです。

リアルなお店なら、お店にやってきたお客さんの顔を実際に見ることができます。どんなお客さんが何時頃来店してどんな商品に興味持ったのか、お店にいればわかります。

でもWEBサイトは数字しかわかりません。対策しようと思ったら数字を見るしか無いのです。

でもここで大きな落とし穴があります。

改善問題が膨れ上がる問題

それは、数字を取り出すととたんに改善項目がたくさん出てくるんです。

ちょっと検索順位が落ちても、「まずい!対策しなきゃさらに落ちるかも」になって、対策項目に追加してしまうのです。

そのうちに、このページもあのページも検索順位が下がっている、なにか対策をしなきゃ!と、SEO対策すべき項目がどんどん増えていきます。

サイトのページが多ければ多いほど、対策が必要なページも増えていくのは当然のこと。複数サイトを運営していれば、改善すべきページは手に負えなくなるほど増えていきます。

私も一時期やっていましたが、1日10ページも20ページもSEO対策でページを改善していた事がありました。

こうなると、きちんと改善するというより、数をいかにこなすかという話になってきます。やっぱり効率化させるために機械的な作業にならざるを得ないんです。

もう紋切り型で自動的に数字の下がったページを抽出して、機械的に改善していきます。たとえば、検索結果に表示される数が増えているのに、クリックされるパーセンテージが減っているページをかたっぱしから修正するのです。

修正するのも、だいたいタイトルを変えたり、ディスクリプションや最初のリード文をちょこっと直したりするだけ。

確かにCTRが低ければ、タイトルに問題がある可能性があります。でもだからといって、軽々しくタイトルを変えちゃっても良いのでしょうか?

タイトルをキャッチーな釣り傾向のものに変えれば、CTRの数字は良くなるかもしれません。

本当に自分の言いたいことが薄まってしまうかもしれません。読者に自分の伝えたいことがうまく伝わらないこともありえます。

だけども、ページの記事をもういちどきちんと読んで、品質を高めるような記事をリライトしたり、根本的な改善をするのは、やっぱりすごく時間がかかります。

一日1ページがやっと改善できるレベルで、もしかしたら1日じゃとうてい終わらないこともあります。

対策しなければならないページは山程あるのに、きちんとやろうとしたら1日1ページ。

これがSEO対策の落とし穴。

いったいどうしたらいいんでしょうか。

お客さんからすればどっちが良いのか

なんで対策しなければならないと考えたのか?

それは数字が落ちているから。

落ちた数字を上げるために、どんな改善をしようかを考えます。

落とし穴にハマっている人は、検索順位を上げることしか考えていません。落ちた数字を手っ取り早く回復することだけ。

つまり検索エンジンの方ばっかり向いているんです。いわば、検索エンジンのための改善をやろうとしているんです。

これってなんかおかしいですよね。

一番記事を読んでほしいのは、やっぱり人間。検索エンジンは2番目です。

だから落とし穴から這い出るには、検索エンジンのためじゃなくて、人間のための改善が必要になってくるのです。

ここで比較してみましょう。

検索エンジンのための改善「A」と読んでくれる人のことを考えた改善「B」を比較してみます。

記事を読んでくれるお客さんからしたら、どっちが良いと思いますか?

A : タイトルが刺激的で、タイトルにつられて記事を読み始めたものの、内容がタイトルの意味しているものとズレているサイト

B : 記事をじっくり読めて、ついつい他のページも読みたくなるサイト

やっぱり「A」のサイトは、長続きしないですよね。

最初のころはタイトルにつられて検索順位が上がるかもしれません。でも、きちんと読んでくれないのでグーグルの評価が下がり、次回のアップデートでいきなり圏外かもしれません。

「B」の方はどうでしょうか。

たしかにすぐには検索順位は上がらないです。でも、きちんと読んでくれる人が増えてくるので、じわりじわりと順位を上げて、しかも下がりにくくなります。

もしコアアップデートで順位が下がっても、1〜2ヶ月でまたじわりじわりと浮上してきます。

グーグルもお客さんの方を向いている

検索順位は大事です。重要です。

でも、SEO対策には落とし穴があります。

それは検索エンジンばかり見ていて、一番大事な人間を忘れること。

お金のために魂を捨てているようなものです。

検索エンジンを提供しているグーグルのような会社も、お客さんの方を向いています。

お客さんが満足するような検索結果を表示しないと、すぐにお客さんが離れていってしまうからです。

ということは、お客さんを見ていないページを上位に表示することは、検索エンジンの会社にとってはリスクそのものです。

だからこそ検索エンジンの会社は、そういうページを排除するか検索結果の下の方に追いやるはずです。

ということは、本当のSEO対策というのは、お客さんにきっちり向き合ったページ(コンテンツ)にするということ。

そのためのツールとして、数字を見るということが重要なのです。

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broccoli_nobita

broccoli_nobita

ファイルメーカーを使って、しっかりブログで稼げるシステムづくりを日夜研究しています。初心者でも簡単に自分仕様にカスタマイズできるように解説します。

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